最近航空会社系のクレジットカードを作って、マイレージプログラムに興味を持ち始めました。
日本で代表的な航空会社と言えば、ANAとJAL(以下、大手航空会社)ですね。大手航空会社のマイレージプログラムを使っているという方も多いのではないでしょうか。
「では、LCCではマイルたまるの?」という疑問を持ちませんか?
この記事を書いている私は、年間2万マイルを貯めている現役医学生です。
ということで、今回はLCCでもマイルがたまるのか見ていきましょう。
・LCCでマイルをためるためには?
最初に結論を言っておくと、LCCでもマイルが貯まりますので、最後までお読みください。
LCCとは?
LCCとはLow Cost Carrierの略称で、効率化により低い運行費用を実現し、低価格かつサービスが簡素化されたサービスを提供する航空会社のことです。
日本では、2012年にペーチ・アビエションが日本初のLCCとなり、その後ジェットスター・ジャパンなどが参入し、2012年の流行語大賞にも選ばれました。
今では、多くのLCCが国内線・国際線問わず就航しています。
そもそもLCCはなぜ安いのか?
LCCは信じられない価格の航空券を売り出しているときがありますよね。
この記事を書いていた2019年8月15日現在、LCCのエアソウルが「大特価の奇襲セール」という大阪(関西)—仁川(ソウル)が片道1000円~というキャンペーンをやっていました。
こういうように安さばかり強調されると、逆に安全性が気になってきますね。。。
そこで、なぜLCCが格安で運航できるのかをまとめました。
【理由1】使用機材を統一
勝手なイメージとして、格安航空会社は古い機体を安く買い取って運行しているようなイメージがありますが、むしろLCCは最新の機体が多いです。
これは最新の機体ほど構造が複雑ではなく、整備が非常にやりやすくなっているため、整備にかかる費用を減らせるからです。
また、航空機の免許は機種ごとに必要なため、機種を統一することで、パイロットや整備士の人数を必要最小限にすることができるのです。
【理由2】座席数を多くする
座席数を増やせばその分多くの乗客を乗せられるため、乗客一人当たりのコストを下げられるのです。
【理由3】受託手荷物・機内サービスを有料化
飛行機は重量が重くなればなるほど、より多くの燃料を使います。
ですので、受託手荷物について規定より重い荷物について大手航空会社よりかなり高額な料金を請求します。
これにより、乗客が持参する荷物が少しでも軽くなれば、その分の燃料費を抑えることができます。
また、機内食や毛布の貸し出しなどの機内サービスも有料化することで、客室乗務員の数を減らせ、毛布などの備品を長く使えるため、より節約することができます。
【理由4】チケット予約はネット中心
これにより、窓口での人件費を減らせます。
【理由5】飛行機の駐機時間を短くする
飛行機の駐機時間を短くすることで乗客を乗せていない時間が短縮され、一機の飛行機でより多くの乗客を輸送できるため、コストカットが可能です。
しかし、このタイトなフライトスケジュールにより、どこかで飛行機が遅延すると、その後のフライトでも遅延が生じてしまう原因になっています。
などなど、これ以外にも多くの工夫をすることで、大手航空会社よりも安く航空券などを販売できるのですね。
ANAやJALの航空券が割高なのはブランド力かなと思っていましたが、LCCが安すぎるだけなのかもですね。
ちなみに安全性についてですが、国が定めた基準をクリアしていない限り運航できないことや、多くのLCCで優秀なパイロットを引き抜いたという話があることから、個人的には問題ないかと思います。
【2021年】日本国内で主要なLCC
下記の情報は、2021年現在のものです。今回は代表的なLCC2社をご紹介します。
ピーチ・アビエション
Peach・Aviationは、関西国際空港を拠点とする日本の格安航空会社で、ANAの子会社です。
関西弁の機内アナウンスなどが話題になりました。
2019年10月よりバニラエアと経営統合。
国内線17路線、国際線17路線で、就航率が98.9%(2017年度)と高く、2019年6月には累計旅客数が3000万人を突破しました。
ジェットスター・ジャパン
ジェットスター・ジャパンは国内線24路線、国際線13路線で、国内線のLCCのシェア率は47%とLCC利用客の約2人に1人が利用しています。
また国内LCC唯一3大都市(東京・名古屋・大阪)より運航しています。
他航空会社・旅行会社のWeb価格より高ければその価格の10%引きという最低価格保証など、目からうろこのキャンペーンも多くあります。
マイレージプログラム(FFP)とは
そもそもマイレージプログラムって何?って話ですね。
マイレージプログラムとは、各航空会社が顧客(つまり我々)へ行う独自のポイントサービスのことです。
具体的には搭乗距離などにより算出されたポイントを付加し、そのマイルに応じて無料航空券、割引航空券、座席アップグレードなどのサービスに交換できる制度ですね。
しかし今は陸マイラーと呼ばれている方々がいるように、日々のショッピングやポイントサイトなどでもマイルをためられます。
ちなみにFFPって何の略だと思いますか?
「Frequent Flyer Program」って言うそうですよ。
英語でマイレージプログラムって言いたいときに是非使ってみてくださいね☆
本題:LCCでマイルはたまるのか?
結論から申し上げると、マイルはたまります(≧∀≦)
それでは、それぞれの航空会社についてみていきましょう。
ジェットスター・ジャパンの場合―JALのマイル獲得!!!
独自のマイレージプログラムかと思いきやなんと、JALマイレージバンク(JMB)のマイルがたまるんです!!!
2019年8月現在、大手航空会社のマイルがたまるのはここだけです。
ちなみに、JMBだけでなく、カンタスポイント、エミレーツ・スカイワーズ、ベトナム航空ロールスマイルのいずれかのマイルをためることも可能です。
基本運賃に加え「ちゃっかりPlus」or「しっかりMax」のオプションをつけた場合に限り、搭乗区間の区間マイルの25%が積算されます。
(この条件を満たしていても、マイル積算対象外の場合がありますのでご注意ください。)
オプションをつけない限り、マイルはたまらないのでご注意を。
ちなみに、この「ちゃっかりPlus」と「しっかりMax」とは こんなプランです。(2019年8月14日現在)
料金設定などの詳しい情報は、公式ホームページをご覧ください。
ちゃっかりPlus | しっかりMax | |
受託手荷物 | 国内線10kgまで、国際線20kgまで | 30kgまで |
座席指定 | 機内前方と非常口列付近を除く席 | 全席 |
機内サービス | あり | あり |
予約内容の変更手数料 | 日時・搭乗者名のみ | 日時・搭乗者名・出発地/到着地 |
払い戻し | ― | フライトバウチャーでの払い戻し |
遅延・欠航時のお見舞い金 | 国内線のみ¥10000 | 国内線のみ¥20000 |
フライトマイルをためるには、フライトの予約時にJMBマイルを選択し、JMBのお得意様番号を必ず登録してください。そうでないと、マイルは積算されません!
ちなみに、JALのマイルを片道5000マイルからジェットスター・ジャパンの特典航空券に交換することも可能です。これは嬉しいサービスですね。
その他の代表的なLCCの場合
その他の代表的なLCCにも、独自のマイレージプログラムがあります。
- ピーチ・アビエション・・・ピーチポイント
これらは主に自社の航空券や提携会社のサービスなどに使えるため、現状用途が狭いものとなってしまっているようです。
しかし、普段からLCCを使う機会の多い方にはうれしいマイレージプログラムですね。
さらにマイルをためる方法
- 航空会社系(ANAカード、JALカードなど)のクレジットカードで支払う
→これはLCCのマイルではなく、ANAやJALなどの大手航空会社のマイルがたまります。
他にも裏技的な方法があるのですが、それはまた今度ということで。
話は変わりますが、「マイルよりも安さでしょ」と思われるのなら、航空券自体を安く取れるこちらがイチオシ。
関西国際空港利用ならフライトポイントがたまり、マイルに交換できる!?
KIX-ITM CARDを持っていると、関西国際空港に限り、出発・到着口(国際線は出国エリアのみ)にあるフライトポイント専用端末機で片道分の10ポイント(国際線は到着ロビーに専用端末がないため往復分の20ポイント)をためられます。
そして、40フライトポイントたまるとANA or JALの100マイルに交換できるんです!そのほかにも、関西国際空港アクセス優待・施設優待・SSTのお買い物券に交換が可能です。
関西国際空港を利用される方なら、利用しないともったいないですね。詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
最後に、LCCでもマイルはたまるのでLCCに乗ろう
いまや、LCCに乗らない手はないということですね。格安で旅行をするときにはおすすめです。忘れずにマイルをためてくださいね。
国内線のLCCのチケットを格安で販売している格安航空券の最安値販売「エアトリ」でさっそく検索しちゃいましょう。
今回は以上です。